ヨーロッパの20世紀建築と美味しい泡を巡る旅

世界遺産に登録されたモダニズム建築を中心に、ドイツ、フランス、スペインの3か国の20世紀名建築を巡ります。もう一つのテーマは美味しいお酒。各地が誇る「泡」も楽しみながらの旅です。 

  • 建築の専門家または建築に詳しい現地ガイドがご案内します。

 

 モデル日程(ご希望に応じてカスタマイズいたします)

 1日目 ベルリン

 【ベルリンのモダニズム集合住宅群(世界遺産)】

1920~30年代にかけ、バウハウスのヴァルター・グロピウス、ブルーノ・タウトなど、当時を代表する建築家たちが手掛けた6つの集合住宅は、その後の世界の集合住宅に大きな影響を与えました。

 

2日目 ベルリン

 【新ナショナル・ギャラリー】

近代建築の三大巨匠のひとりとされるミース・ファン・デル・ローエの設計で1968年に開館した新ナショナル・ギャラリー。巨大な屋根と、柱のない広い展示空間が特徴です。6年近い改修期間を経て2021年8月にリニューアルオープンしました。ヨーロッパと北米の20世紀美術の卓越したコレクションを持っています。

 ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス】

ベルリン郊外にあるミースの住宅建築。レムケ夫妻の依頼で建てられた赤レンガの家は、現在は小さな美術館として公開されています。

 

★クラフトビール巡り

ドイツといえばビールです。ベルリンにもたくさんのマイクロブルワリーやビアガーデンがあり、伝統的ドイツビールからローカルのクラフトビールまで豊富に楽しめます。ここでしか味わえないフレッシュなクラフトビールが飲めるパブを巡り、地元料理と様々なビールを堪能!

 

3日目 デッサウ

 【バウハウス(世界遺産)】

モダニズム建築に大きな影響を与えたバウハウス。「ヴァイマル、デッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群」として世界遺産登録されています。中でもグロピウスが設計したデッサウ校舎は、白い文字でBAUHAUSと縦書きされたアイコニックな存在です。2019年にはバウハウス100周年を記念してミュージアムもオープンしました。

 

4日目 パリ

 【グラン・プロジェ】

1980年代にミッテラン大統領が指揮したパリ大改造計画「グラン・プロジェ」では、ルーヴル美術館のガラスのピラミッド(I. M.ペイ)、アラブ世界研究所(ジャン・ヌーヴェル)、フランス国立図書館(ドミニク・ペロー)など、有名建築家の手によるパリの新たなランドマークが数多く生まれました。パリを散策しながら、それらの建築物が街に与えた影響を考察します。


 

5日目 ポワシー

 【サヴォア邸(世界遺産)】

パリ郊外のポワシーにある、ル・コルビュジェが設計し1931年に竣工したサヴォア邸。細い柱の上に白い箱が浮いているような外観が特徴です。彼が提唱した近代建築五原則を全て含み、完成度は高く評価されています。「ル・コルビュジエの建築作品」として世界遺産登録された建築物のひとつです。

 

6日目 ル・アーヴル

 【オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル(世界遺産)】

「印象派」という呼称を生んだモネの絵でも有名なノルマンディー地方のル・アーヴルは、第二次世界大戦後、建築家オーギュスト・ペレが行った大規模な都市計画でも知られ、その町並みは世界遺産に登録されています。爆撃で崩壊した都市は、ペレの都市計画により1945年から約20年かけて再建されました。コンクリートの建物は画一的なようでそれぞれに違うディテールが施され、現代でも通用する洗練されたモダニティを保っています。ペレの死後に完成した聖ジョセフ教会の内部の美しさも必見です。


 

7日目 シャンパーニュ

★シャンパンメゾン巡り

旅のもう一つのハイライト、シャンパーニュ地方へ。中心地エペルネーのシャンパーニュ大通りには18世紀からの歴史を誇るシャンパンメゾンが立ち並び、その地下には全長100㎞にも及ぶカーヴが何層にもわたって展開しています。シャンパーニュでは世界的に有名なブランドから、地元でしか出会えない小規模な作り手まで様々なメゾンを訪問できます。カーヴ見学やテイスティングでお気に入りの1本を見つけてください。

シャンパーニュ地方での滞在は、広がるブドウ畑の風景を臨むホテルで。ミシュランスター・シェフの理料理とシャンパンのペアリングをお楽しみください。

 

8日目 バルセロナ

【アントニ・ガウディの作品群(世界遺産)】

バルセロナといえばガウディ。カタルーニャのモデルニスモ建築の代名詞です。世界遺産に登録された彼の7作品のうち6つがバルセロナ市内にあり、全て見学が可能です。19世紀終わりの初期作品のカサ・ビセンスから、独特の表現力がさく裂したグエル公園、そして着工から140年経った今も未完のサグラダファミリアまで、ガウディ建築の神髄に迫ります。

  

 【バルセロナ・パヴィリオン】

1929年にミース・ファン・デル・ローエがバルセロナ万博のために設計した建物を復元。現在は「ミース・ファン・デル・ローエ記念館」として公開されています。かの有名な「バルセロナ・チェア」はこの建物のためにミースがデザインしたものです。

 

9日目 ペネデス

 ★カヴァを知る一日

スペインのスパークリングワイン「カヴァ」は、その9割以上がカタルーニャ州ペネデスで生産されています。カタルーニャ・モデルニスモ様式の建物が並ぶペネデスには約140軒のワイナリーがあり、現在、半数以上のワイナリーがオーガニック製法を採用しています。ワイナリー巡り以外にもワイン博物館や歴史的遺構、町のワイン造りの歴史を学びながら歩く「ワイン・ルート」など見どころも多く、春から秋にかけては様々なフェスティバルやイベントが開催されます。

 

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